2019.09.20 | ACTIVITY REPORT
Photo : Noriyuki Hata
講師:小林麻美氏(当財団評議員)
小林さんは当財団の評議員であり、当財団の方向性に共感して、ご協力を頂いています。
小林さんは、バースデープレゼントにお父様からイヴ サンローラン(以下サンローラン)のブラウスを贈られて以来、サンローランのデザインに魅せられ、19歳から着用。そして、ご所有のサンローランのヴィンテージをトレンチコート1枚を残して、すべて当財団に寄附下さいました。そのサンローランのアイテムは、様々なファッション関係者に見ていただくことで、デザインや、カラー、プリント、仕様、そしてスタイリングなど、様々な要素のインスピレーション源となり、新しく受け継がれています。
現在、ファッションを取り巻く環境は大変厳しく、洋服に期待するものが、気分を高揚させてくれるものから、機能や着回し優先といった、現実的なものに変わりつつあります。ファッションに逆風が吹く中、稀に見るお洒落上級者で、自分のスタイルを持っている小林さんのお話を通じて、これからの時代に求められる「良い服とは」「お洒落とは」、について考えます。
【コンテンツ】
■昨今のファッションを取り巻く状況は?
~洋服のことを考えている場合じゃない
~工夫しなくても楽してお洒落に見える服が良い
~人と比べるより自分をレベルアップ
生活を取り巻く状況が年々大変になる中、消費者の方々の洋服に向けた意識が驚くほど
変化。ひと言で言うと、ファッションに対する気持ちが“逆風な時代”に。その中で、自分
らしさを磨きたい気持ちは大きくなっています。
■良い服とは
~TPOを考えた服
・何のために、どういう場所で着るか
・好き<環境
~自分軸がある服
・自分自身が好きなものを知る
・トレンドにとらわれない
■小林さんの服との関わり
~偉大なるサンローラン
・皆さんが抱くサンローランのイメージは?
・サンローランが素晴らしい理由
プレタポルテラインを立ち上げ、ジャケットやパンツスーツなどメンズ由来のア
イテムを女性が着られるものにしたなど、サンローランのやって来たことを振り返り、
「モードの帝王」といわれたイヴ・サンローランの功績を確認。
~私とサンローラン
・サンローランが好きな理由
・サンローランをどのように着ていたか
19歳からサンローランを着てきた小林さんがサンローランを好きな理由は
“上品さときわどさが紙一重”なところ。
■良い服を着るために必要なこと
~行動する
~自分を知る/好みを見つける
~良い服を見る/実際に着てみる
~厳選する
~何よりも大切なのは基本があること
19歳からイヴ サンローランを着てきた小林さんがサンローランを好きな理由は
“上品さときわどさが紙一重”なところ。