日本服飾文化振興財団では約1100着のヴィンテージガーメントを所有しています。それらのヴィンテージは洋装のルーツともいえるアイテムで時代を超えて受け継がれてきたもの（=本物）です。
財団では、
「モノつくりに必要なのは、本物は何かを実際に見て、手にとって理解し、時代に合った形でモディファイする」
「そして本物は古典の中にある」と提唱しています。

今回は極寒の環境から兵士を守るために作られたフライトジャケット N3-A、N3-Bをご紹介します。−30°cにもなる過酷な上空を飛行する兵士を守るために開発されたフライトジャケット 「N3シリーズ」の機能、N3-AからN3-Bに移行する際にどのようなアップデートがなされたか、などを見ていきます。

【解説】 朝日 真氏
文化服装学院専任教授、専門は西洋服飾史、ファッション文化論

1988年、早稲田大学文学部卒業後、文化服装学院服飾研究科にて学ぶ。
『もっとも影響力を持つ50人のファッションデザイナー』共同監修。
ＮＨＫ『テレビでフランス語』テキスト「あなたの知らないファッション史」連載。
文化出版局『ＳＯＥＮ』他ファッション誌へ寄稿多数。
旭化成「Japanese Dandy precious&elegant」展示監修、
ユナイテッドアローズ「The Authentics」展示監修、
直近ではNHK「チコちゃんに叱られる！」他、テレビ出演多数。

「5分でわかるヴィンテージチャンネル」

公開日：2021年3月26日（金）
You Tubeにて配信中：N-3